ワークブックの保護:パスワードによる要素の変更制限
ワークブックの保護には、2つの異なる保護があります。
ひとつは、ワークブックへのアクセス制限をする保護です。これを設定する、ワークブックへの閲覧や書き込みの制限ができます。
もう一つは、ワークブックの構成要素を変更不可にする保護です。これを設定すると、ワークシートの挿入・移動・追加・削除、シートの名前変更、非表示シートの表示変更等ができなくなります。
この記事でご紹介するのは、後者になります。前者に関しては、『ワークブックの保護:パスワードによるアクセス制限』で説明しているので、必要な方はそちらをご覧ください。
では、ワークブックの要素を保護するための設定手順をご紹介しますね。
1.〔校閲〕タグの〔ワークブックの保護〕ボタンをクリックします。
2.〔シート構成〕にチェックを入れ、パスワードを入力して〔OK〕ボタンをクリックします。
ちなみに、今回は〔シート構成〕の下にある〔ウィンドウ〕は使えません。ウィンドウが分割や整列表示になっていると〔ウィンドウ〕が使えるようになり、チェックを入れれば分割や整列表示の変更ができなくなります。
3.確認用に再度パスワードを入力して、〔OK〕ボタンをクリックしてください。
これで完了です。ためしに、リボンの〔ホーム〕タブにある〔書式〕ボタンの▼をクリックしてみてください。シート名の変更や移動が出来なくなっています。
ワークブックの保護を解除するには、〔ワークブックの保護〕ボタンをクリックし、パスワードを入力して〔OK〕ボタンをクリックしてください。
ワークブックの構成要素の保護は、〔ファイル〕タグ→バックステージビューの〔情報〕→〔ブックの保護〕ボタンからでも設定できます。
〔ブックの保護〕ボタンをクリックすると、いくつかメニューがあらわれるので、〔ブック構成の保護〕を選んでください。