数式を作成、修正、コピーする
表計算ソフトのエクセルを使いこなすならば、数式は必須です。
ここでは、数式の入力、修正、コピーのしかたについてご紹介します。
数式で使用する算術演算子
エクセルで使える算術演算子は以下の6つです。
足し算と引き算以外は、通常の記号と異なる点に注意してください。
足し算 | +(正符号) |
引き算 | -(負符号) |
掛け算 | *(アスタリスク) |
割り算 | /(スラッシュ) |
べき乗 | ^(キャレット) |
パーセント | %(パーセント) |
簡単な数式を作成する
エクセルは数式を入力するとき、「=(イコール)」から入力します。
=(イコール)から始まるデータが数式と認識されるためです。
それ以外はテキストや数字の入力とほとんど同じです。
数式「1+1」を入力してみましょう。
1.数式を入力するセルを選択します。
2.F2キーを押してセルを入力できる状態にし、「=1+1」と入力します。
3.ENTERキーを押すと、「1+1」の計算結果がセルに表示されます。
足し算以外の算術演算子の使用例です。
使用例 | 意味 | |
引き算 | =5-2 | 5-2 |
掛け算 | =5*2 | 5×2 |
割り算 | =5/2 | 5÷2 |
パーセント | =50% | 0.5÷100 |
べき乗 | =5^2 | 52 |
セルのデータを使って数式を作成する
下の画像の各クラスの男子生徒と女子生徒の合計人数を
合計に入力してみます。
1.数式を入力するセルを選択します。
2.F2キーを押してセルを編集できる状態にし、「=(イコール)」を入力します。
3.男子生徒の人数が入力されているセルをクリックします。セル番地が入力されます。
4.キーボードで「+」を入力します。
5.女子生徒の人数が入力されているセルをクリックします。セル番地が入力されます。
6.ENTERキーを押します。
数式が確定し、セルに計算結果が表示されます。
数式バーには計算式が表示されます。
数式を修正する
入力済みの数式を修正するには、2つの方法があります。
ひとつは数値やセル番地を直接修正する方法で、
もう一つはセルをドラッグする方法です。
下の画像でE3セルに「=C5+D7」が入力されているので、
「=C3+D3」に修正してみましょう。
1.E3セルを選択します。
2.数式バーをクリックして、「C5」を削除し「C3」に書き換えます。
3.D7セルにマウスポインタを近づけ、D7セルの外枠をドラッグしてD4セルに移動します。
4.ENTERキーを押します。
数式が修正されました。
数式をコピーする
文字列同様に数式もコピーすることができます。
数式のコピーは同じような式を何度も入力する手間を省いてくれます。
下の画像のE3セルに入力した数式を、
残りの合計セルにコピーしてみましょう。
1.E3セルを選択します。
2.セルの右下角(フィルハンドル)にマウスポインタを近づけます。
マウスポインタの形が黒十字に変わったら、ストップします。
3.クリックし、コピーする方向にドラッグします。
4.ドラッグをやめると、数式がコピーされます。
フィルハンドルにマウスポインタを近づけ、
マウスポインタの形が黒十字になったところで
ダブルクリックすると
列の下方向にコピーができます。
コピーされる範囲は、隣接するセルが入力済のところまでです。