計算結果のシミュレーションを手早く行うシナリオ機能
エクセルのWhat-If分析にあるシナリオ機能をご存知ですか?
計算に必要な項目の数値を登録しておくことで、
シミュレーションが手早く行える機能です。
言葉だけではイメージが湧かないと思うので、
画像を使って説明します。
売上額をシナリオでシミュレーションしてみる
売上額をシミュレートするために、表を用意しました。
売上額の計算に使っている数値のセルは、
「原価」「販売個数」「利益率」の太線で囲ったセルです。
これらの項目でよく使用する数値をシナリオに登録しておきます。
仮に販売個数を100個~300個でシミュレートする場合、
販売個数100~300を選択して、〔表示〕ボタンをクリックします。
販売個数がシナリオに登録した数値に変更し、
それに合わせて売上額も変化しました。
このようにわざわざ新しい表を作成したり、
数値を書き換えたりせずに、
何度でもシミュレーションできる利点があるのがシナリオです。
シナリオを登録する
この機能を使うには、シナリオを登録する必要があります。
新しいシナリオを登録してみます。
1.〔データ〕タグにある〔What-If分析〕ボタンをクリックし、〔シナリオの登録と管理〕を選択します。
2.〔シナリオの登録と管理〕ダイアログボックスの追加ボタンをクリックします。
3.原価が1500円のシナリオを登録したいので、
〔シナリオ名〕を「原価1500」とします。
変化させるセルは「B2」です。〔OK〕ボタンをクリックします。
4.「1500」を入力し、〔OK〕ボタンをクリックします。
5.〔原価1500〕のシナリオが登録されました。
〔表示〕ボタンをクリックして、動作を確認します。
6.原価が1500に変わりました。正しく登録できています。
- 作成したシナリオを削除する場合
- 〔削除〕ボタンをクリックしてください・・・(1)
- 作成したシナリオを修正する場合
- 〔編集〕ボタンをクリックしてください・・・(2)
- 作成したシナリオを別のワークシートやワークブックにコピーする場合
- 〔コピー〕ボタンをクリックしてください・・・(3)