ピボットテーブルを更新しても表示形式やレイアウトを保持するには
ピボットテーブルをデフォルトで使うことはまれで、
ほとんどの人が書式とレイアウトを変更していると思います。
そして、おおくの人が経験していると思うのですが、
変更後にピボットテーブルを更新したら、
書式やレイアウトが元に戻ってしまったことってありませんか?
私は何回もあります。。。
でも元に戻らない時もあり、どうなっているんだろう?と思って
エクセルを色々といじりました。
そこで、元に戻らない方法をご紹介したいと思います。
レイアウトを保持するには
レイアウトをデフォルトから変更したのに、
更新したら元にもどってしまった場合には、
リボンのピボットテーブルツールの〔分析〕タグにある
〔オプション〕ボタンをクリックします。
〔ピボットテーブル オプション〕ダイアログボックスが開くので、
〔レイアウトと書式〕タグにある、
〔更新時にセル書式を保持する〕のチェックの有無を確認してください。
入っていなければ、チェックをいれて〔OK〕ボタンをクリックします。
これで更新してもレイアウトが元に戻ることが防げます。
表示形式を保持するには
これは本当によくあるパターンです。
数値に3桁ごとのカンマがないので表示形式を変更したら、
更新後に元に戻ってしまう、というパターンです。
この場合もまずチェックすべきところは、
さきほどの〔更新時にセル書式を保持する〕です。
ここにチェックが入っていれば、
更新しても表示形式が保たれます。
しかし、実はここにチェックが入ってなくても、
表示形式が元に戻らない設定箇所があります。
リボンのピボットテーブルツールの〔分析〕タグにある
〔フィールド設定〕ボタンをクリックしてください。
〔値フィールドの設定〕ダイアログボックスが開くので、
〔集計方法〕タグにある、〔表示形式〕ボタンをクリックします。
〔セルの書式設定〕ダイアログボックスが開きます。
ここで桁区切りの設定をして〔OK〕ボタンをクリックします。
〔値フィールドの設定〕ダイアログボックスに戻るので、
〔OK〕ボタンをクリックします。
これで桁区切りの設定ができました。
この方法で設定すると、
たとえ〔更新時にセル書式を保持する〕にチェックがなくとも、
更新されても表示形式が保持されたままです。
リボンの〔ホーム〕タグから
〔セルの書式設定〕ダイアログボックスを開いて設定したり、
〔桁区切りスタイル〕ボタンで設定すると、
〔更新時にセル書式を保持する〕にチェックがない場合、更新すると表示形式が元に戻ります。
ピボットテーブルでは使わないほうが無難です。
ピボットテーブルに関しては、
リボンのピボットテーブルツール以外から設定できたとしても、
ピボットテーブルツールを優先して使うといいですよ。
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