入社年度をIF、YEAR、MONTH関数で表示する
年度は仕事で頻繁に使用しますね。
入社年月日から入社年度を計算する式は以下のとおりです。
以下、下の表を例に使ってこの式の説明をしていきます。
1.日付から年を表示する関数は、YEAR関数です。
式は「=YEAR(A2)」です。
2.YEAR関数だけだと、1月から3月入社者の入社年度がずれます。
3.年度と西暦の関係を図にしました。
1月から3月の場合、入社年から1を引き算すれば年度になることが分かります。
つまり、「もし、月が1月から3月なら年から1を引き算し、
それ以外なら引き算しない」ということです。
4.上記3の考えをIF関数とMONTH関数を使って、YEAR関数に追加します。
「=YEAR(A2)-IF(MONTH(A2)<4,1)」となります。
5.1月から3月入社者も正しい入社年度になりました!
関数を組み合わせて使うと、計算の幅が広がります。
試してみてください。
追 記
よく考えてみたら、式は以下の方が良いかもです。
=IF(MONTH(A2)<4,YEAR(A2)-1,YEAR(A2))
「入社月が4未満なら入社年から1を引き算した値を返し、そうでなければ入社年を返す」という意味です。
先に紹介した式でも正しい値になりますが、式は出来るだけ短く簡素化するのが望ましいです!
IF関数の記事
条件式ならまずこれを覚えるべき!IF関数
YEAR関数とMONTH関数の記事
年を返すYERA関数、月を返すMONTH関数、日を返すDAY関数