記録したマクロのVBAを見てみよう
前回、シート2・5・7を同時に印刷する操作をマクロに記録しました。今回はそのマクロに書かれたVBA(記録された内容)について説明します。
マクロのVBAを表示するには、まずリボンの〔開発〕タブにある〔マクロ〕ボタンをクリックします。
〔マクロ〕ダイアログボックスが開くので、任意のマクロ名(今回は「シート2と5と7の印刷」)を選択し〔編集〕ボタンをクリックします。
モジュールが開きます。ここに書かれていることがマクロに記録された内容(VBA)です。
Sub シート2と5と7の印刷()
' シート2と5と7の印刷 Macro
Sheets(Array("Sheet2", "Sheet5", "Sheet7")).Select
Sheets("Sheet2").Activate
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut Copies:=1, Collate:=True, _
IgnorePrintAreas:=False
Sheets("Sheet1").Select
End Sub
では、各文に説明を補足します。
Sub シート2と5と7の印刷() ←「シート2と5と7の印刷」の開始
' シート2と5と7の印刷 Macro ←メモ書き
Sheets(Array("Sheet2", "Sheet5", "Sheet7")).Select ←シート2・5・7を選択
Sheets("Sheet2").Activate ←シート2をアクティブにする
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut Copies:=1, Collate:=True, _
IgnorePrintAreas:=False ←アクティブウインドウの選択されたシートを印刷。部数1。部数単位で印刷。印刷範囲内を印刷。
Sheets("Sheet1").Select ← シート1を選択
End Sub ←終了
いかがですか?VBAを知らなくても、英語を読めばなんとなく理解できることに気づいてもらえたと思います。
今の段階では何となくの理解でOKです!
なんとなくの理解でも、例えばシート2・5・7の選択をシート1・3・4の選択に修正するにはどこを変更すればいいか分かると思います。
答えは、Sheets(Array("Sheet2", "Sheet5", "Sheet7")).Select
を Sheets(Array("Sheet1", "Sheet3", "Sheet4")).Select
に変更です。
時間があれば色々な操作をマクロに記録して、その構文を確認してみてください。VBAの理解が進みますよ。
お役に立ちましたか?ご活用ください♪