マクロの記録と実行
前回、マクロについてお話をしました。
今回はマクロをエクセル操作を記録する手順について説明しようと思います。
しかしながら、この手順はとても簡単です。
- 〔マクロの記録〕ボタンをクリックする
- 記録させるエクセル操作を行う
- 〔記録終了〕ボタンをクリックする
これだけです!
そして、記録したマクロを実行するには〔マクロ〕ボタンをクリックするだけです。
本当にエクセルは賢いですよね。
それでは以下で具体的に説明します。
マクロの記録
前回取り上げた例(sheet1~sheet7のうち2と5と7を印刷)をマクロに記録します。
1.リボンの〔開発〕タブにある〔マクロの記録〕ボタンをクリックする。
2.〔マクロの記録〕ダイアログボックスが開きます。
〔マクロ名〕に任意の名前を入力し、〔OK〕ボタンをクリックします。
〔ショートカットキー〕と〔マクロの保存先〕については後ほど説明するので、そのままにしてください。
なお、マクロ名には記号等の一部が使えません。日本語はOKです。
3.sheet2とsheet5とsheet7を選択し、印刷ボタンをクリックします。そして、最後にsheet1を選択してください。
4.リボンの〔開発〕タブにある〔記録終了〕ボタンをクリックします。
これでsheet2・5・7を印刷する操作がマクロに記録されました。
注意点としては、マクロには〔マクロの記録〕ボタンのクリックから〔記録終了〕ボタンのクリックまでの操作がすべて記録されるので、誤った操作を行った場合それも記録されます。この場合あとで修正が必要になりますが、これについては後日あらためて書く予定です。
マクロの実行
マクロを実行するときは、リボンの〔開発〕タブにある〔マクロ〕ボタンをクリックします。
実行するマクロ名を選択して〔実行〕ボタンをクリックすると、マクロが実行されます。
ショートカットキーとマクロの保存先について
先述したショートカットキーとマクロの保存先について説明します。
頻繁に実行するマクロならば、ショートカットキーもあわせて登録すると便利です。
その場合は既存のショートカットキーと重複しないように注意してください。
既存のショートカットの一覧はこちらをご覧ください。
マクロの保存先は以下の3つから選べます。
- 作業中のブック
- 新しいブック
- 個人用のマクロブック
マクロには保存したブックが開いていないと実行できないという制約があります。
通常であれば、作業中のブックでマクロを実行すると思うので、1番目の作業中のブックを選べばOKです。
しかし、作業中のブックでなくて、別のブックで実行したいマクロなら、2番目の新しいブックを選んでください。
さらに、どのブックでも実行したいマクロならば3番目の個人用のマクロブックに保存します。ただしこの場合、エクセルを開くと個人用のマクロブックも常に一緒に開くようになります。マクロの使用頻度が少ないと、結構煩わしいので注意してください。
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