桁数が多い数値を入力した通りに表示する方法
桁数が多い数値をセルに入力したとき、数値が変になったことがありませんか?
たとえば、下の画像をご覧ください。
エクセルのセルに「1234567890」と入力していますが「1.2E+09」と表示されています。
こんな時は列幅を広げてみてください。
そうすると、入力したとおりに表示されます。
ただし、この対応でOKなのは11桁の数値までです。
12桁以上の場合は表示形式の設定変更が必要です。
リボンの〔ホーム〕タグにある〔表示形式〕ボタンをクリックします。
〔セルの書式設定〕ダイアログボックスが開くので、
〔表示形式〕タグにある〔数値〕を選択して、〔OK〕ボタンをクリックしてください。
これで12桁でも入力したとおりに表示されるようになります。
表示形式を〔数値〕にすることが重要で、
負の表示形式や桁区切りはお好みの設定で構いません。
ただし、この設定にも限界があります。
15桁までの数値しか正確に表示されません。
16桁以上の数値は、左から数えて16番目以上が0になります。
たとえば「1234567890123456」とエクセルに入力してみてください。
「1234567890123450」と表示されます。
理由はエクセルで入力できる数値の最大桁数が15桁だからです。
これが限界値と覚えてください。
けれども、
数字を数値でなく文字として使うのであれば(社員番号等で)、
表示形式を文字列にしてください。
もしくは、数字の先頭に「’」を入力してもOKです。
これで1024文字まで入力可能です。
まとめると以下のとおりです。
- 11桁まで → セルの幅を広げる
- 12桁~15桁 → 表示形式を数値にする
- 16桁以上 → 表示できない(左から数えて16番目以上が0になる)
なお、小数点以下の桁数にも同様に限界があります。
- 9桁(10桁目が5以上なら8桁)まで → セルの幅を広げる
- 10桁(または9桁)~15桁 → 表示形式を数値にする
- 16桁以上 → 表示できない(小数点第1位から右方向に数えて16番目以降が0になる)
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