エクセルの#N/Aなどのエラーを非表示にする方法
VLOOKUP関数などで検索文字列が該当しない場合、エラーで#N/Aが返ってきます。
他にも、0で除算する#DIV/0!というエラーが返ります。
これらのエラーを表示させないもっとも簡単な方法はIFERROR関数です。
IFERROR関数は指定した数式がエラーなら指定した文字列を、エラーでなければ数式の値を返す関数です。
たとえば、VLOOKUP関数と一緒に使うと、式は「=IFERROR(VLOOKUP関数,"")」になります。
具体例で示すと「=IFERROR(VLOOKUP(B:B,Sheet5!A:C,3,0),"")」です。
割り算のケースでIFERROR関数を使うと「=IFERROR(割り算,"")」です。
具体例では「=IFERROR(A2/B2,"")」です。
ただしExcel2003以前ではIFERROR関数は使えません。
その場合はIF関数とISERROR関数を使います。
式はVLOOKUP関数に使用する場合、「=IF(ISERROR(VLOOKUP関数),"",VLOOKUP関数)」です。
意味は「VLOOKUP関数の式がエラーなら""を返し、エラーでないならVLOOKUP関数を返す」です。ISERROR関数でVLOOKUP関数がエラーか否かを判断しています。
先ほどの具体例で使用すると、「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B:B,Sheet5!A:C,3,0)),"",VLOOKUP(B:B,Sheet5!A:C,3,0))」になります。
割り算で使用すると「=IF(ISERROR(割り算),"",割り算)」で、さきほどの具体例に使うと「
=IF(ISERROR(A2/B2),"",A2/B2)」になります。
今回はエラーを非表示にしたかったので引数に””を指定しましたが、非表示でなく「エラーです」等の注意喚起の文字列を表示させたければ、””の代わりに”エラーです!”等の文字列をしてくださいね。
また、IFERROR関数やISERROR関数について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてお読みください。
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IFERROR関数の記事
【エクセル関数】数式のエラーをチェックするIFERROR
ISERROR関数の記事
【エクセル関数】エラーを教えてくれるISERRとISERROR
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