エクセルの複雑な条件式その1:複数のIF関数
IF関数を単独で使う場合「A>0ならばB。A>0でなければC。」といった具合に、条件分岐は1つです。
しかし、IF関数を複数使って入れ子状態にすると、条件分岐を複数持つことができます。これにより、「A>0ならばB。A>0でなければC。ただし、B>10ならばC。B>10でなければE。」というような、複雑な条件を設定することができます。
具体例で、入れ子のIF関数を作ってみましょう。
テストで100点~80点に「大変よくできました」、79点~60点に「よくできました」、59~30点に「頑張りましょう」、29点~0点に「もっと頑張りましょう」とメッセージをつけるとします。
この式は、「=IF(点数>=80,"大変よくできました",IF(点数>=60,"よくできました",IF(点数>=30,"頑張りましょう","もっと頑張りましょう")))」になります。
式の構造は下図のようになります。
入れ子のIF関数は式が長くなるので分かりにくいのですが、
図にすると理解しやすいと思います。
入れ子のIF関数は本当に便利です。
便利でついつい長い式を作ってしまうのですが、
長くなりすぎると計算に時間を要します。
使い過ぎには注意しましょう!