エクセル隠れ関数 : DATEDIF、DATESTRING、NUMBERSTRING関数
マイクロソフトが関数ウィザードに表示されない関数として、
3つの関数を公表しています。
- DATEDIF関数
- DATESTRING関数
- NUMBERSTRING関数
DATEDIF関数はわりと多くの人がご存知だと思います。
このサイトでも関数の使い方をご紹介しています。
しかし、DATESTRING関数とNUMBERSTRING関数は
ご存じでない人のほうが多い気がします。
実は私も存在は知っていても、ほとんど使用しません。
しかし、知っておくと重宝する人がいるかもしれないし、
豆知識にもなるので、どんな関数なのかご紹介したいと思います。
DATESTRING関数
この関数は「日付を和暦表示する関数」です。
使い方は簡単で、
セルに「=DATESTRING(日付もしくは日付が入力されたセル番地)」を入力してください。
たとえば、「2015/2/24」という日付にDATESTRING関数を使うと、
「平成27年02月24日」と表示されます。
この関数を使えば、
表示形式を和暦以外に指定しても、和暦表示のままです。
また、文字列と連結することも簡単にできます。
たとえば、「="今日は"&DATESTRING(日付)&"です。"」とすれば、
「今日は平成○年○月○日です。」と表示されます。
なお、DATESTRING関数は日付のシリアル値を文字列にしています。
従って、数式に使用するとエラーになります。
DATESTRING関数をエクセル既存の関数で書き換える場合、TEXT関数を使います。
「=TEXT(日付,"gggee年m月d日")」です。
NUMBERSTRING関数
この関数は「数値を漢数字で表示する」関数です。
使い方は、
「=NUMBERSTRING(数値 or 数値が入力されたセル番地, 表示形式の型(1~3)」です。
上記の画像をごらんください。
B4セルの数値「12345」を「一万二千三百四十五」と表示するなら、
「=NUMBERSTRING(B4,1)」です。
B5セルの数値「12345」を「壱萬弐阡参百四拾伍」と表示するら、
「=NUMBERSTRING(B4,2)」です。
B6セルの数値「12345」を「一ニ三四五」と表示するら、
「=NUMBERSTRING(B4,3)」です。
DATESTRING関数と同様に、これら数値は文字列です。
数式に使えません。文字列と連結することはできます。
TEXT関数との代替も可能です。
TEXT関数で指定する表示形式は以下の通りです。
- 一万二千三百四十五 : [DBNum1][$-411]G/標準
- 壱萬弐阡参百四拾伍 : [DBNum2][$-411]G/標準
- 1万2千3百4十5 : [DBNum3][$-411]G/標準
「一ニ三四五」の表示形式が分からなかったので、
代わりに「1万2千3百4十5」を書きました。
「一ニ三四五」が分かったら、追加しますね。
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