【エクセル関数】縦方向に検索して値を取りだすVLOOKUP
VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)
- 第1引数:検索値(必須)。検索する値を指定。
- 第2引数:範囲(必須)。データのセル範囲を指定。
- 第3引数:列番号(必須)。データの左から何番目の列から、値を取り出すか指定。
- 第4引数:検索の型(省略可)。省略または1の場合、近似値を検索。0の場合、完全一致で検索。
列方向に値を検索して、指定したデータを取り出します。
使い方
VLOOKUP関数は検索の関数の中で、一番使用頻度が高い関数だと思います。
これさえ覚えていれば、大抵のことは事足ります。
VLOOKUP関数でどんなことが出来るかというと、
たとえば名前、電話番号、住所の顧客名簿があったとします。
その顧客名簿から指定した10名分の電話番号を
商品購入者リストでも使いたいという時に役立ちます。
では、具体的にVLOOKUP関数を使ってみます。
商品購入者リストの「三沢晴花」さんの電話番号を
VLOOKUP関数で顧客台帳から取ってくる場合、
式は「=VLOOKUP(B3,顧客台帳!A1:D103,2,0)」になります。
VLOOKUP関数の引数を細かく確認すると、以下の通りです。
第1引数の検索値:購入者リストのB3セル(三沢晴花)
第2引数の範囲:顧客台帳シートのA1セルからD103セルまでの範囲
第3引数:電話番号の列番号の2
第4引数:完全一致の検索をする0
VLOOKUP関数の意味は、
「B3セルの値(三沢晴花)を、顧客台帳のA1セルからD103セルの範囲の最左列で検索し、
見つかったセルの行番号と左から2列目が交差するセルの値を取り出す」という意味になります。
VLOOKUP関数の構造と動きが理解できましたか?
最初はややこしいと思いますが、すぐに慣れるのでトライしてみてください。
なお、今回ご紹介したのは完全一致で検索する方法です(第4引数を0に指定)。
第4引数を省略または1を指定すると、あいまいな検索方法になります。
正しく理解して使わないと想定外の結果になることがあるので、
気をつけてください。
あいまいな検索方法は説明が長くなるので、別途改めて書く予定です。