【エクセル関数】ローンの定期返済額を調べるPMT
PMT(利率,期間,現在価値,将来価値,支払期日)
- 第1引数:利率(必須)。ローンの利率を指定。
- 第2引数:期間(必須)。ローンの支払回数を指定。
- 第3引数:現在価値(必須)。ローンの元金を指定。
- 第4引数:将来価値(省略可)。最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定。省略の場合は0とみなされます(ローンの場合は0)。
- 第5引数:支払期日(省略可)。省略または0の場合は各期の期末、1の場合は各期の期首になる。
固定した利率で支払いが定期的に行われる場合の、ローンの定期支払額を調べます。
使い方
PMT関数はローンの定期的な支払額を計算する関数です。ただし、利率は固定していて、定期的に支払いが行われるという条件下での計算になります。
では、早速PMT関数を使って、
利率1.8%で1000万円を借り入れし、
20年間にわたって毎月支払いを行うという例で
毎月の返済額を計算してみましょう。
PMT関数の式は
「=-PMT(年利/12,借入期間(年)*12,1000万円)」になります。
注意点は
(1) 年利を毎月の支払いに均すため、12で除算する、
(2) 借入期間が年単位なので、支払回数に変換するために12を乗算する、
(3) 返済額なのでPMT関数は負の値で返ります。しかし、負の値だと見づらいのでマイナスをつけてプラス表示にする、です。
結果、毎月の返済額は49,647円と計算されました。
毎月の支払なので、「借入期間(年)×12」で支払回数を計算しましたが、
年払いであれば、「借入期間(年)」が支払回数になりますし、
四半期ごとの支払であれば、「借入期間(年)×4」が支払期間になります。
支払回数は利率にも影響するので、ご注意ください。