【エクセル関数】ROUNDとは異なる単位で四捨五入ができるMROUND
MROUND(数値,倍数)
- 第1引数:数値(必須)。四捨五入する数値を指定。
- 第2引数:倍数(必須)。四捨五入する単位を指定。
第2引数で指定した数値の倍数になるように、第1引数の数値を切り上げ、または、切り捨てします。
使い方
「一見は百聞にしかず」なので、まずはMROUND関数の動きをご覧ください。
-1から10の数値に対して、5単位で四捨五入をした結果です。
MROUND関数の式は「=MROUND(数値,5)」です。
5単位なので、関数の結果が全て5の倍数になっています。
また四捨五入なので、最も近い5の倍数の数値になります。
MROUND関数の動きが何となく分かりましたか?
ちなみにROUND関数は1の倍数を
単位にした四捨五入の関数と言えるので、
ROUND(数値,1)=MROUND(数値,0.1)、
ROUND(数値,0)=MROUND(数値,1)、
ROUND(数値,-1)=MROUND(数値,10)、という式が成り立ちます。
このことから分かるように、倍数のちょうど真ん中に位置した場合、
大きいほうの倍数に四捨五入されます。
書き忘れましたが、最初の表の数値-1の結果をご覧ください。
エラーになっています。
数値が負の値の場合、倍数を正の値にするとエラーになります。
数値が負の値の場合は、倍数も負の値にしてください。