【エクセル関数】指定した位置から指定した文字数を取り出すMID
MID(文字列,開始位置,文字数)
- 第1引数:文字列(必須)。取り出す文字が含まれる文字列を指定。
- 第2引数:開始位置(必須)。文字列の何番目から文字数を数えるのか指定。
- 第3引数:文字数(必須)。取り出す文字数を指定。
指定した位置から指定した文字数を返します。
半角文字も全角文字も1文字でカウントします。
使い方
MID関数は、文字列の中に含まれる任意の文字を
取り出したい時に使う関数です。
たとえば、「今日はクリスマスです」という文字列から、
「クリスマス」を取り出す場合は、
「=MID("今日はクリスマスです",4,5)」になります。
「"今日はクリスマスです"という文字列の先頭から数えて
4番目位置から文字数5個分を取り出す」という意味です。
開始位置が文字列の文字数より大きいと、
何も表示されません。(空の値が返ります。)
開始位置に負の値を指定すると、エラーになります。
文字数が文字列の文字数より多いと、
文字列の最後の文字まで返るだけです。
スペースが追加されることはありません。
以上がMID関数の説明でした。
文字列の左から指定した文字数を取り出すLEFT関数や
文字列の右から指定した文字数を取り出すRIGHT関数と似ていますね。
使い分けられるようになってください。
MID関数に似た関数に、MIDB関数があります。
MIDB関数も指定した位置から指定した文字数を取り出しますが、
文字のカウントのしかたがMID関数と違います。
MID関数は半角文字も全角文字も1文字でカウントしますが、
MIDB関数は全角文字を2文字でカウントします。
そのためMIDB関数で「今日はクリスマスです」から
「クリスマス」を抜き出す場合は、
「=MIDB("今日はクリスマスです",7,10)」になります。