2015/07/27
- 第1引数:対象のセル範囲(必須)
- 第2引数:検索条件(必須)
指定したセル範囲で検索条件に一致するセルの個数を数えます。
検索条件には、数式、数値、セル番地、文字列が使えます。
式と文字列を検索条件にする場合は、""で囲む必要があります。
検索条件では、大文字と小文字の区別をしません。
使い方
三色市(仮名)にある小学校の生徒数のデータがあります。
COUNTIF関数を使うと、各学年のクラス数や、
クラス規模ごとのクラス数を数えることが出来ます。
各学年のクラス数を数える
1年のクラス数を数えてみます。
検索条件をセル番地にして、式を作成します。
1.第1引数の対象のセル範囲は、
学年が入力されている範囲(B3からB44セル)になります。
絶対参照にしたいので、「$B$3:$B$44」とします。
2.第2引数の検索条件は、「1年」です。
「1年」が入力されているセルがA48セルなので、
A48セルを検索条件にします。
3.結果、「=COUNTIF($B$3:$B$44,A48)」となります。
4.ENTERキーを押すと、計算結果がセルに反映されます。
今度は検索条件を文字列にして、2年のクラス数を数えてみます。
基本は上記と同じです。
だたし、今回は検索条件が文字列なので、
""で囲む必要があります。"2年"です。
結果、「=COUNTIF($B$3:$B$44,"2年")」となります。
計算結果は以下のようになります。
クラス規模ごとにクラス数を数える
クラス人数が25人未満のクラス数をかぞえてみます。
1.第1引数の対象のセル範囲は、
クラス人数が入力されている範囲(F3からF44セル)になります。
2.第2引数の検索条件は、「<25」です。
「<」は「より小さい」という意味の比較演算子です。
検索条件が式の場合も、""で囲む必要があります。
3.結果、「=COUNTIF($F$3:$F$44,"<25")」となります。
次に、クラス人数が25人以上30人未満のクラス数を数えてみます。
この場合、計算が必要になります。
1.まず、「クラス人数が25人以上のクラス数」を計算します。
「以上」を意味する比較演算子は「>=」です。
したがって、「=COUNTIF($F$3:$F$44,">=25")」と入力します
(検索範囲を絶対参照にしています。)
2.1の計算結果から、「クラス人数が30人以上のクラス数」を引き算すれば、
「クラス人数が25人以上30人未満のクラス数」が計算されます。
3.2の考え方をCOUNTIF関数で表すと、
「=COUNTIF($F$3:$F$44,">=25")-COUNTIF($F$3:$F$44,">=30")」になります。
セルに入力すると、計算結果が反映されます。