【エクセル関数】複数の検索条件に一致したデータの平均値を計算するAVERAGEIFS
- 第1引数:平均範囲(必須)。平均するデータ範囲です。
- 第2引数:条件範囲1(必須)。条件を検索する範囲です。
- 第3引数:条件1(必須)。検索する条件です。
検索条件に一致したデータの平均値を計算します。
似た関数にAVERAGEIF関数がありますが、条件を複数設定できる点が違います。
条件範囲と条件は127個まで指定できます。
すべての条件に合致したデータのみ、平均値の計算の対象になります。
検索条件にワイルドカードが使えます。
使い方
下の画像をご覧ください。あるクラスの身長の一覧表です。
男子で血液型がA型の人の平均身長を計算します。
AVERAGEIFS関数の構造は、
AVERAGEIFS(第1引数,第2引数,第3引数,第4引数,第5引数)です。
第1引数の"平均範囲は"、身長の入力範囲「E2:E51」です。
第2引数の"条件範囲1"は、性別の入力範囲「D2:D51」です。
第3引数の"条件1"は、「男」です。
第4引数の"条件範囲2"は、血液型の入力範囲「C2:C51」です。
第5引数の"条件2"は、「A」です。
結果、「=AVERAGEIFS(E2:E51,D2:D51,"男",C2:C51,"A")」となります。
式を確定すると、平均値が返ります。
AVERAGEIFS関数は、AVERAGE関数、IF関数、そして配列を使って
書き換えることができます。
書き換えた数式
{=AVERAGE(IF((C2:C51="A")*(D2:D51="男")=1,E2:E51,""))}
※注意※
{}を手入力しても配列数式になりません。
「=AVERAGE(IF((C2:C51="A")*(D2:D51="男")=1,E2:E51,""))」を
入力し、カーソルがセルのなかにある状態で
SHIFT+CTRL+ENTERキーを押すと、{}が挿入されます。