2015/07/27
COUNT関数とCOUNTA関数は綴りが似ていて、つい間違えてしまうんですよね。
両方とも個数を数える関数ですが、COUNT関数は数値が入ったセルの個数を数えます。もう一つのCOUNTA関数は空でないセルの個数を数えます。つまり、数値以外の文字や空白(スペース)が入っていても、COUNTA関数はセルを数えます。
では例として、COUNT関数とCOUNTA関数を使ってレポート提出者の人数を数えてみます。入力した式は「=COUNT(B3:B7)」と「=COUNTA(B3:B7)」です。B3からB7のセル範囲で、各関数の条件に合ったセルの個数を数えます。
まず、レポート提出済みの人に数字の「1」を入力したケースです。この結果はCOUNT関数とCOUNTA関数ともに「3」です。
次にレポート提出済みの人に「済」を入力したケースです。結果はCOUNT関数はゼロですが、COUNTA関数は3です。前述説明した「COUNT関数は数値しかカウントしない」ことが、このことからよくわかると思います。
用途によって使い分ければよいと思いますが、COUNTA関数には注意すべき点があります。それは意図せずしてセルにスペースが入った時です。
下の画像ではB5セルが未入力のように見えますが、実は空白(スペース)が入っています。そのため、COUNTA関数は入力済みセルとしてカウントし、結果が4になります。
目視では、このような間違いは分かりにくいですよね。
こういう時は、半角と全角の空白(スペース)を検索して空白を見つけてください。