ウィンドウ枠の固定とウィンドウの分割
大きなデータベースや表を作成している時、
画面から項目が見えなくなるときがあります。
そんなときは、〔ウィンドウ枠の固定〕や〔分割〕ボタンを使いましょう。
ウィンドウ枠の固定を使って、表頭や表側を固定する
1.下の画面で、1行目とA行とB行を固定する場合、固定しない領域で一番左上に位置するセル(C2セル)を選択します。
2.リボンの〔表示〕タグの〔ウインドウ枠の固定〕ボタンをクリックし、
〔ウィンドウ枠の固定〕を選択します。
3.ウィンドウ枠が固定されました。
〔先頭行の固定〕は、
画面に表示されている先頭行のみを固定してくれます。
1行目を固定するわけではありません。
たとえば、画面に表示されている先頭行が16行目の場合、
16行目で固定されます。
〔先頭列の固定〕は
画面に表示されている先頭列のみを固定してくれます。
A列を固定するわけではありません。
たとえば、画面に表示されている先頭列がG列の場合、
G列で固定されます。
固定された部分より上の行や左の列は
固定を解除しない限り、非表示になるので注意してください。
固定の解除は、
リボンの〔表示〕タグの〔ウィンドウ枠固定の解除〕をクリックしてください。
ウィンドウ画面の分割
1.ウィンドウを分割したい位置にカーソルを置きます。
下の画面の場合、9行目と10行目の間、H列とI列の間、に分割が入ります。
2.リボンの〔表示〕タグの〔分割〕ボタンをクリックします。
3.分割されました。
ウィンドウ枠の固定とウィンド画面の分割の違い
両者の違いは、分割はどの画面でもスクロールできますが、
ウインドウ枠の固定で固定された部分はスクロールが出来ない点です。
もしあなたがデータベースや表の項目を常に表示させることが目的なら、
ウィンドウ枠の固定をお勧めします。
エクセル画面の作業領域が広くなりますし、
項目の表示位置が分割のようにはズレることもありません。
一方、データベースや表の両端にあるデータを使って作業をしたいなら、
分割でないと不便です。
例えば、
下の画面のように左に位置するデータを使って右に関数を挿入したいときなど、
分割を使えば、簡単にマウスで範囲指定が出来ます。
しかし、ウィンドウ枠の固定ではできません。
一見似たような機能に見えますが、各々の特性を理解すると
より使いやすくなりますよ。