セル内で改行するいろいろな方法
セル内の文字列を改行する方法は3つあります。
- 「折り返して全体を表示する」の書式設定を使用する
- ALT+ENTERキーを押す
- CHAR関数を使う
それぞれのやりかたを見てみましょう。
「折り返して全体を表示する」で改行する
下の画像をご覧ください。
セルからはみ出ている文字列があります。
これを〔折り返して全体を表示する〕の書式を使って改行します。
1.〔折り返して全体を表示する〕の書式設定は、以下のどちらかで出来ます。
(1)〔ホーム〕タブの〔折り返して全体を表示する〕ボタンをクリックする
(2)〔セルの書式設定〕ダイアログボックスの〔配置タグ〕にある、〔折り返して全体を表示する〕にチェック
2.上記1のどちらかを実行すると、
以下のようにセルの幅に合わせて自動で改行されます。
ALT+ENTERキーで改行する
1.今度はALT+ENTERキーを使って改行します。
ALT+ENTERキーでの改行の利点は、自分の好きなところで改行できる点です。
改行したい位置にカーソルを置いてください。
2.ALT+ENTERキーを押すと、改行されます。
3.エクセルのシート上でも改行されています。
CHAR関数で改行する
CHAR関数で改行するのは、関数や数式を使用する場合です。
1.たとえば、下の表で郵便番号の後に改行をいれて、
都道府県、市町村、ビル名を結合するとします。
2.改行はCHAR(10)です。
これを、文字列同士を結合する関数(CONCATENATE関数)の引数に加えます。
=CONCATENATE(A2,CHAR(10),B2,C2,D2)になります。
3.式を入力し終えると、一見改行が反映されずに結合したように見えます。
4.〔折り返して全体を表示する〕ボタンをクリックしてください。
5.郵便番号の後で改行されます。
CONCATENATE関数の記事
文字列と文字列を結合するCONCATENATE関数
CHAR関数に関する記事
文字コードに対応する文字を返すCHAR関数