エクセルの重複データを削除する
あちらこちらからデータをかき集めると、
データが重複することがあります。
こんな時、簡単に重複データを削除できるといいですよね。
エクセルには〔重複の削除〕ボタンがあり、
これを使うと簡単に削除できます。
ただし、削除したいデータの重複のパターンによって、
〔重複の削除〕ボタンでの設定が異なります。
パターン別の設定方法をご紹介します。
1列の中でデータが重複している場合
この重複パターンのデータの削除が一番簡単です。
1.データの列を選択します。
2.リボンの〔データ〕タグの〔重複の削除〕ボタンをクリックします。
3.〔重複の削除〕ダイアログボックスの〔OK〕ボタンをクリックします。
4.削除結果がダイアログボックスで表示されます。
〔OK〕ボタンをクリックします。
5.重複データが削除されました。
重複したレコードを削除する場合
レコードとは、データベースに登録する単位のことで、データ1件分を表します。
1行が1レコードになります。
1.データを選択します。
2.リボンの〔データ〕タグの〔重複の削除〕ボタンをクリックします。
3.レコードの重複を削除したいので、
〔国名〕と〔首都〕の両方にチェックを入れます。
これで、国名と首都の片方重複の場合は、削除されません。
〔重複の削除〕ダイアログボックスの〔OK〕ボタンをクリックします。
4.重複したレコードが削除されました。
最後尾のサンマリノは、国名が重複していますが、
首都名が重複していなかったため、データが残っています。
特定のフィールドが重複しているレコードを削除する場合
フィールドとは、
レコードと同様にデータベースで使われる用語で、列の単位を表します。
下の画像では、「国名」と「首都」いう2つフィールドがあることになります。
「首都」のフィールドが重複しているレコードを削除してみましょう。
1.データを選択します。
2.リボンの〔データ〕タグの〔重複の削除〕ボタンをクリックします。
3.〔重複の削除〕ダイアログボックスが表示されるので、
〔首都〕にのみチェックを入れ、〔OK〕ボタンをクリックします。
4.削除結果がダイアログボックスで表示されます。
〔OK〕ボタンをクリックします。
5.首都名のみが重複していたデータが削除されました。
最後尾のコスタリカは国名は重複してますが、
首都名が異なっていたため、削除されませんでした。
以上ご覧いただいたように、重複する項目の選択は
〔重複の削除〕ダイアログボックスの項目に
チェックを入れることで可能です。
この点さえ理解すれば、思い通りに重複データを削除できるようになりますよ!