エクセルの条件付き書式その3:アイコンセット
今回は条件付き書式のアイコンセットについて説明します。
アイコンセットは、指定したセルの数値をアイコンに置き換えて視覚化する機能です。
アイコンセットの設定(基本編)
アイコンセットを表示する手順は次の通りです。
1.データバーを表示するセル範囲を指定する。
2.リボンの〔ホーム〕タグの〔条件付き書式〕ボタンをクリックしアイコンセットを選択すると、20種類のアイコンセットが表示されます。
好きなアイコンセットを選択してください。今回は、3つの矢印のアイコンセットを選択します。これを選択すると、高い数値に緑の矢印、中間の数値に黄の矢印、低い数値に赤の矢印が表示されます。
3.身長にアイコンセットが表示されました。
アイコンセットの設定(応用編)
上記の方法でアイコンセットを設定できますが、カスタマイズも可能です。
カスタマイズするには、アイコンセットの〔その他のルール〕をクリックします。
〔新しい書式ルール〕ダイアログボックスが開き、カスタマイズができるようになります。
カスタマイズできるのは以下の通りです。
- アイコンの順序を逆にする:例えば高い値から緑、黄、赤のアイコンが割り振られている場合、赤、黄、緑に順序を変えます。
- アイコンのみ表示:数値を非表示にします。
- アイコンスタイル:アイコンセットを選べます。
- アイコン:アイコンを選べます。
- 値:アイコンが表示する値の範囲を決めます。
- 種類:アイコンが表示する値の単位( 数値、パーセント、数式etc.)を決めます。
先ほどの身長のアイコンセットをカスタマイズしてみます。
アイコンスタイルを5つの評価にし、種類を数値、値を上から180、170、160、150にします。
アイコンセットがカスタマイズされた結果です。
150cm未満、150cm台、160cm台、170cm台、180cm以上でアイコンが異なるようになりました。
以上がアイコンセットの条件付き書式でした。
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