エクセルの条件付き書式その6:数式を使った書式設定
今回は条件付き書式の数式を使った条件付き書式について説明します。
これは数式の条件を満たすセルを視覚化する機能です。
数式を満たす条件書式の設定(基本)
数式を満たす条件書式を設定する手順は次の通りです。
1.ルールを表示するセル範囲を指定する。
2.リボンの〔ホーム〕タグの〔条件付き書式〕ボタンをクリックし、新しいルールを選択します。
3.〔新しい書式ルール〕ダイアログボックスが開くので、〔ルールの種類を選択してください〕から〔数式を使用して、書式設定するセルを決定〕を選びます。
4.今回はA型で身長が180cm以上の人に条件付き書式を設定したいので、数式を「=AND($B2="A",$C2>=180)」、書式を緑太字にします。入力するセル番地はアクティブセル(今回はA2セル)を基準に入力してください。また、$Bや$Cと列番号を固定すると条件付き書式の設定がB列やC列にも反映されます。
5.AND関数の条件付き書式の設定結果です。A列だけでなく、B列C列も緑太字になっていますね。
数式を満たす条件付き書式の設定(応用編)
数式が計算した値と同じ値に書式設定を行う場合、〔セルの強調表示ルール〕の〔指定の値に等しい〕を使うこともできます。
例えば、現在の日付に条件付き書式設定を行う場合、TODAY関数「=TODAY()」を入力します。
すると、本日の日付(2014年8月7日)に指定された書式が設定されました。
ちなみに、これを数式を使用して書式設定すると、
「=AND(TODAY()=$A2)」または「=TODAY()=$A2」になります。
数式を使用する場合、式がTURE(数値では1)を返せば書式設定の対象となり、FALSE(数値では0)を返せば対象外になります。
そのため、「=TODAY()」ではTUREもFALSEも返らないため、論理値が返る数式にしています。注意してください。
以上がセルの強調ルールの条件付き書式でした。
お役に立ちましたか?ご活用ください。