エクセルの行と列を入れ替える2つの方法
エクセルの表を作っていて、「あっ、この行と列を入れ替えたいな。」と思うことってありますよね。もしくは、行と列を入れ替えた表をもう一つ作るように指示されたりとか・・・。
そんな時に知っておくと便利な「行と列を入れ替える方法」を2つ説明します。
その1:1回きりの行列入替なら貼り付けを使おう
最も簡単に行列を入替る方法は、貼り付けの行列を入れ替えるを使う方法です。
1対象となる表をコピーし、貼り付けボタンの形式を選択して貼り付けをクリックしてください。
2行列を入れ替えるにチェックを入れて、OKボタンをクリックします。


3行列が入れ替わりました。


その2:INDEX関数を使う方法
INDEX関数を使って行列を入れ替えることもできます。INDEX関数を使うと、表を作成しながら行列入替の表が同時に作成できるメリットがあります。デメリットは、最初に表を作成するのが面倒です。
式は簡単です。
=INDEX(表の範囲,参照するセルの表の行番号,参照するセルの表の列番号)
具体例で示します。
行列を入れ替えた表の「C商品の合計」セル(E24セル)には=INDEX($B$3:$O$6,4,14)
という関数が入っています。


このセルは、元の表のO6セルを参照しています。O6セルは表の4行目かつ14列目です。従って、INDEX関数の第1引数である表の範囲は$B$3:$O$6 、第2引数である行番号は4、第3引数である列番号は14となります。
INDEX関数の使い方をあまりご存知なければ、以下の記事も合わせてお読みください。
もし、INDEX関数が返すゼロを非表示にしたければ、IF関数とISBLANK関数を加えて数式を作ります。式は以下のとおりです。
=IF(ISBLANK(INDEX関数),"",INDEX関数)
具体例で示すと、=IF(ISBLANK(INDEX($B$3:$O$6,4,13)),"",INDEX($B$3:$O$6,4,13))
です。これは以下の表の赤丸で囲ったセル(E23セル)に入っている数式です。


不要なゼロを非表示にする数式の詳細は、以下の記事をご覧ください。
※使用したエクセル:Excel2013