自動で連続データを作るオートフィルの使い方
オートフィルと聞くと「なんだろう?」と思っても、
機能を見たら、「ああ、それかぁ。」とご存知の方がいらっしゃるでしょう。
オートフィルは、下の画像のように、
選択したセルから自動で規則性を読み取り、
ドラッグすることでデータをコピーする機能です。
でも、オートフィルは加算した連続データだけでなく、
いろいろなパターンがあるのをご存じでしょうか?
ここでは、復習もかねて、
オートフィルの使い方とそのパターンについて
見ていきたいと思います。
オートフィルの使い方
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B3セルにカーソルを置きます。カーソルの右下に■があります。 これをフィルハンドルと言います。
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フィルハンドルにマウスポインタを近づけると、黒十字に形が変わります。
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カーソルが黒十字の状態で、マウスの左ボタンを押しながらドラッグします。下の画像では、エクセルが〔セルのコピー〕と判断して、B3セルと全く同じ内容を貼り付けしています。
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〔連続データ〕を選択すると、1を加算した連続データに変わります。
連続データの規則性を変更する
もし、連続データの規則性を変えたい場合は、
自分で連続データを少し作成してから、オートフィルを行ってください。
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たとえば、5を加算した連続データを作りたい場合、連続データを2~3個作成します。それを全部選択して、ドラッグしてください。
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5を加算した連続データができます。
加算以外の連続データ
加算した連続データ以外にも連続データを作ることができます。
よく使うところでは、日付があります。
日付は、日、週、月、年単位で連続データが作れます。
曜日も連続データが作成できます。
曜日は、土日含めた曜日(日単位)と平日だけの曜日(週日単位)で連続データが作れます。
もし、連続データの規則性を自分で設定したい場合は、
リボンの〔フィル〕ボタンをクリックし、〔連続データ〕を選択してください。
設定できるダイアログボックスが開きます。
- 範囲
- フィルを、行(左右)方向に行うのか、列(上下)方向に行うのかを指定します。
- 種類
- 〔加算〕、〔乗算〕、〔日付〕、〔オートフィル〕から選べます。〔オートフィル〕を選択すると、フィルハンドルをドラッグする時と同じ結果になります。
- 増加単位
- 種類が〔日付〕の場合、選択できます。
- データ予測
- ちょっと難しいのですが、直線的な傾向や指数曲線的な増分を計算して推定値を出してくれます。将来の売上や支出を予測したいときに使います。
- 増分値
- 加算・乗算するときの増減分の数値(マイナスも設定可能)
- 停止値
- 加算・乗算するときの上限または下限の数値(その値になったら増加/減少をストップする)
書式に関するオートフィル
書式に関するオートフィルもあります。
〔書式のみコピー(フィル)〕は、書式のみがコピーされます。
これは、〔コピー〕+〔貼り付け〕の〔書式設定〕ボタンと同じ結果です。
〔書式なしコピー(フィル)〕は、書式以外のセルの内容がコピーされます。
これは、〔コピー〕+〔貼り付け〕の〔数式〕ボタンと同じ結果です。