エクセルで項目に応じてプルダウンリストの内容を自動で変更するには
セルに入力する項目を制限してくれるプルダウンリストを、更に使い勝手よくする方法のご紹介です。
下の社内アンケートをご覧ください。所属を記入する箇所がありますよね。ここにプルダウンリストを使う会社は多いと思います。
支店名もプルダウンリストになっていますが、全支店名がリスト表示されています。でも、東エリアの所属が分かっているならば、東エリア以外の支店名は不要ですよね。長いリストは間違いの元にもなります!
そこで、エリア名が選択されたら、そのエリアに属する支店名だけを自動でプルダウンリストに表示するように手を加えてみましょう。
まず、エリアごとに支店を分けた一覧表を作成してください。今回は以下のような表を作成しました。
次に、各エリアの支店名が入力されたセル範囲に名前を定義します。名前はエリア名にしてください。
定義した名前を〔名前の管理〕でみると、こんな感じです。
最後にプルダウンリストの設定です。[元の値]に「=INDIRECT(B3)」を入力してください。
これで完了です。エリア名に応じて、支店名のプルダウンリストの内容が変わるようになりました!
INDIRECT関数はカッコ()内に指定された範囲を参照する関数です。なので、B3セルにエリア名が入力されると、エリア名で定義されたセル範囲がリストに反映されるというわけです。
では、まとめです。
- エリアごとの支店一覧表を作成する。
- 各エリアの支店名が入力されたセル範囲に名前を定義する。名前はエリア名にする。
- プルダウンリストの設定で、[元の値]に「=INDIRECT(エリア名を入力するセル番地)」を入力する。
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