複数のウィンドウを整列して作業効率を高める
複数のワークシートやワークブックに保存されているデータを使って、
表やデータベースを作成したい時にウィンドウの整列が役立ちます。
データの形や作業内容によって、整列の表示方法を決める
sheet1、sheet2、sheet3にあるデータを同時に画面表示する手順です。
1.リボンの〔表示〕タグにある〔新しいウィンドウを開く〕ボタンを2回クリックします。
2.ウィンドウが3つになります。
3.リボンの〔表示〕タグにある〔整列〕ボタンをクリックします。
どのウィンドウでも構いません。
4.4種類の表示方法から選択できます。
目的の表示方法を選択して、〔OK〕ボタンをクリックしてください。
〔並べて表示〕
マス目でウィンドウを並べてくれます。3つの画面を表示するとき、1つだけ作業用に大きく、残り2つは参照用で小さくしたいときにお勧めです。
〔上下に並べて表示〕
上下にウィンドウを並べます。横に長いデータやシートタグの移動・コピーにお勧めです。
〔左右に並べて表示〕
左右にウィンドウを並べてくれます。縦に長いデータを見るときにお勧めです。
〔重ねて表示〕
ウィンドウを重ねて表示します。複数のブックを一度に開いて、順次作業したい場合にお勧めです。
5.画面が整列されて表示されます。
〔並べて表示〕
〔上下に並べて表示〕
〔左右に並べて表示〕
〔重ねて表示〕
同時スクロールでデータを比較する場合
上記の方法だと画面を同時スクロールすることができません。
同時スクロールは以下の手順で設定します。
なお、同時スクロールは2画面でしかできません。
1.リボンの〔表示〕タグの〔並べて比較〕ボタンをクリックします。
2.複数のブックが立ち上がっている場合、
以下のダイアログボックスが表示されます。
表示するブックを選択し、〔OK〕ボタンをクリックします。
3.〔並べて比較〕ボタンと〔同時にスクロール〕ボタンがグリーンに変わっていれば、同時にスクロールができるようになっています。
4.〔並べて比較〕ボタンをクリックした後、
一画面しか表示されなかったり、並び方が変なときがあります。
そんなときは〔ウィンドウの位置を元に戻す〕ボタンをクリックしてください。
画面が上下で並びます。
〔作業中のブックのウィンドウを整列する〕の使い方
〔ウィンドウの整列〕ダイアログボックスにある、
〔作業中のブックのウィンドウを整列する〕の使い方です。
最初に言葉で説明すると分かりづらいので、まずは〔作業中のブックのウィンドウを整列する〕を使うとどうなるかご覧ください。
1.4つのウィンドウを表示しています。
右下のウィンドウだけ、異なるワークブックです。
残りのワークブックは、同じワークブックでウィンドウを複数開いている状態です。
2.左上画面のリボンの〔表示〕タグの〔整列〕ボタンをクリックします。
3.〔左右に並べて表示〕を選び、〔作業中のブックのウィンドウを整列する〕にチェックを入れて、〔OK〕ボタンをクリックします。
4.右下にあったワークブックが除かれ、
同じワークブックのウィンドウのみの表示になりました。
つまり、〔作業中のブックのウィンドウを整列する〕を使うと、
同じブックの複数のウィンドウのみを表示してくれるようになります。